最近忙しくなり、あまり暇を持て余すことが無くなってきました。
ゆえに更新速度はやや遅くなりますので、ご了承ください。
では本題と行きましょう!
今回は「脳波を活用した技術」!
最近では脳波を利用して、様々なことが可能になるという研究が大きく進められています。
今回はその例を三つ挙げてみました。
はたしてどのように活用されるのでしょうか・・・!?
①脳波による意思伝達が可能に!
私たちは相手に伝えるのに言葉や文字を使いますが、病気などによってスムーズに伝えることができない人々もいます。
そんな彼らのために開発されたものが、脳波による意思伝達、「ニューロコミュニケーター」。
これは2010年に産総研が開発し、2013年に発売予定だったが、早く使いたいという要求から、2011年夏頃に発売開始されたものです。
※現存しているかは不明です。
仕組みは下の画像のような感じになっています。
頭皮上の脳波を測定することで脳内意思を解読し、意思伝達を行う装置だそうです。
そして「ニューロコミュニケーター」は、それまでの意思予測の時間短縮や精度に関する問題を乗り越え、実用化へと通じた装置でもあります。
病気や事故により、筋肉が衰えてしまっても、なんとか意思疎通できるようにと開発されたこの装置は、大きな発明だなと思います。
※topicon経由のため、そのまま進んで下さい。
②脳波だけで飛行機を操縦できるようになる!?
なんか安全面に関して微妙に感じる技術ですね・・・(゚Д゚;)
ミュンヘン工科大学のTim Fricke教授が指揮を取った実験で、フライトシミュレーターに乗った被験者が操縦桿を握ることなく「思考の力」のみで飛行機を操縦することに成功したそうです。
下の動画はまだシミュレーターの段階ですが、ぜひ見てみてください。
このように、脳波を操作するための指示に翻訳して飛行機を操作するというもののようです。
「脳波で飛行機を操縦する」というこの実験は、「Brainflight」プロジェクトと呼ばれる脳の構造を探るプロジェクトの一環として行われており、欧州連合から60万ユーロ(約8300万円)を投資してもらっている有望なプロジェクトであるそうです。
これを先導しているのはポルトガルのTekeverという、ドローンや軍事技術を開発する企業。
世界中のニュースを取り扱うWorldcrunchは、この脳波を使った飛行機操縦技術の具体的な活用法はまだ考えられていないものの、ドローンを使った飛行実験は行われる予定、と報じています。
でも個人的に、パニックになった時の脳波はどうするんでしょうか?
心配な部分もありますが・・・
③ネットを介して脳に直接メッセージを送れる!?
これはなかなか興味深い・・・
研究の報告によると、28歳から50歳の4名の被験者に対して実験を行い、被験者の頭に脳波記録用のヘッドセット(EEGヘッドセット:electroencephalography)を取り付け、「Hola(スペイン語)」や「Ciao(イタリア語)」などの挨拶を思い浮かべた際の脳波を測定し、符号化データを作成。
作成されたデータはインド南部の都市ティルヴァナンタプラムからフランス北東部に位置するストラスブールへとインターネット経由で送信されたようです。
そして受信したフランスでは符号化されたデータを復元し、被験者の頭に取り付けた電極から微弱な電流による刺激を与えることで、脳に直接的に挨拶の内容が送信され、挨拶の声が聞こえたと報告しているようです。
研究チームではさらにスペインとフランスの2箇所からも同様の実験を行い、いずれも成功を収めたという。
ただし、その精度はまだ課題が残されている模様で、実験全体を完了した時点での誤答率は15%という結果が出ているらしい。
割と失敗率は低い・・・?
また、この研究が進むほど倫理的、社会学的な議論が巻き起こるのは間違いなさそうです。
人間の脳に直接働きかけるこの種の装置を誰が扱うのか、そしてそのことがある種のマインドコントロールなどの悲劇につながるのは容易に想像されるので、これらの問題に対する議論が並行して行われることが求められるといえそうです。
ちょっと恐ろしい部分もあるんだな(゚Д゚;)
以上、脳波を活用した技術の数々、でした。
From:http://gigazine.net/news/20110103_neuro_communicator/
http://gigazine.net/news/20140805-mind-powered-drones/
http://gigazine.net/news/20140828-brainwave-transmission/
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