2014年12月23日火曜日

なぜ歩くことで考えることが良くなるのか?



これまでに有名な著作を生み出してきた作家の多くが「歩くこと」と「考えること」の間にある奇妙な力を活用したと言っていますが、これらの間には一体どのような関係があるだろうか?

人間は歩くと心臓の鼓動が速くなり、座っている時よりも多くの血が体内を循環することになるので、血中の酸素が筋肉だけでなく体中のあらゆる器官に行き渡るようになり、脳にも酸素がたくさん供給されるようになります。
この結果、運動中や運動後に記憶や注意力に関するテストを行うと、座っている際よりもパフォーマンスが向上することが分かっているのですが、これはとても軽い運動でも十分に効果を発揮するそうです。

事実、多くの人はスポーツをした後に何かすっきりした感じを覚えることがあると思います。
それにより「考えること」にまとまりができてスムーズに事を進められるのではないでしょうか?

また、定期的な運動は脳細胞間の新しい連結を増やすことにつながり、脳組織が年齢と共に退化していくことを防ぐことにもつながります。
さらに、海馬の量を増やしたり、新しいニューロンの成長を刺激したり、ニューロン間での信号のやり取りを行うレベルを上げてくれたりもするそうで、運動が脳に与える影響がいかに大きいかもよく分かります。
 
さらに、散歩中は「歩くこと」に集中する必要はないので意識が自由になり、さまざまな考えが浮かび上がるのですが、これは革新的なアイデアや鋭い洞察を見つけることのできる精神状態のひとつであることが研究により明らかになっています。

すなわち「意識しない運動」がより考えをスムーズにするということですね。

このように、少しの散歩でも考えがまとまり、スムーズに考えられるようになってくるので、皆さんも何かを考える前に少し「歩いて」みては?

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