みなさん、「マウンダー極小期」というものをご存知ですか?
割と知らない人が多いかもしれません。(NHKスペシャルなど、テレビで取り上げられていたことがありましたが。)
簡単に言えば、「小さな氷河期」。
太陽の活動が最も静まり、地球に送られるエネルギーが少なくなって寒冷化してしまうという現象です。
ここでは、もっと詳しく説明してみましょう。
まず、太陽の活動には、周期があるのです。
この周期は、太陽の黒点をもとにしています。
⇐太陽内の黒い点々が黒点です。
だいたい11年周期で黒点が増減し、太陽の活発さが変わってくるそうです。
しかし・・・ごくまれに、その周期が大きく乱れ、黒点が少ない時期が長くなることがあります。
こうなった直後に起こるのが「マウンダー極小期」だそうです。
この実例があります・・・およそ450年前にさかのぼります。
上の画像は、テムズ川の絵だそうです。凍ってますね!?
1645年から1705年までの間、黒点がほぼないと言えるような異常な状態が続きました。
この時期は凄まじいほど気温が下がり、地球は厚い雲に覆われて一時の氷河期に陥り、テムズ川やバルト海が凍り、赤道付近でも雪が降ったそうです。
よく人類生き残ったな(゚Д゚;)
では・・・本題と行きましょうか。「小さな氷河期の再来か!?」
あくまで最近のデータによる憶測ですが・・・。
本当なら、11年周期により、黒点の減少が2009年までだとされていたことが、最近の研究により、2016年にまで延びたということが明らかになりました。
このことに関して研究者は、「これまでに観測されたことのない事態だ。」として、現在も太陽活動を厳密に調査しています。
黒点の減少の延長=太陽活動の弱体化が今!起こっているのです・・・!!
ちょっと心配な部分もありますが、最近の科学により、予測を早めることでおよそ450年前の悲劇をより最小限にできるようになるかもしれないということには期待が湧きます。
以上、「小さな氷河期の再来か!?」でした!
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