2014年7月16日水曜日

周囲の騒音でスマホを充電!?


先日、同様のスマホの充電について、「充電時間が異常に短い!たったの30秒!?」を投稿しました。

ここからまた新たに充電の開発が進められていることを知ったので、投稿しました。

今回はなんと!周囲の騒音でスマホが充電される!?

なんともエコで、どこでも充電ができてしまいそうな感じですな!

そんなスマホの現時点での情報をまとめてみました。

Nokiaが、クイーンメリー大学のJoe Briscoe博士とSteve Dunn博士と協力して、日常の騒音を利用してスマートフォンを充電することに成功しました。

騒音を利用してスマートフォンのバッテリーを充電する技術のプロトタイプは、人間の毛髪の何千分の一というナノサイズの物質の特性を活かして電力を起こすというもの。

物質をナノレベルまで分解すると特性が変化することがあり、例えば色が変化したり、耐久性が高くなったり、化学的反応性が高くなることがあるそうです。
そして、ナノレベルまで分解した物質は、動きや振動からエネルギーを集めやすくなるとのことで、この特性を利用した発電方法を確立したかった、とNokiaの研究者は明かしています。

Nokiaが実験で使用したナノサイズの物質というのは「酸化亜鉛」で、これは力学的エネルギーだったり振動だったりを、電気的エネルギーに変換する特性を持っています。
ナノサイズの酸化亜鉛はほとんどあらゆるものにコーティング可能なので、これをLumia 925と同サイズのプラスチックフィルムにコーティングし、実際に周囲の雑音を与えて発電させてみたところ、5Vの電圧を生じさせることに成功したそうです。⇓

Nokiaはすでにプラスチック製のフィルムにナノサイズの酸化亜鉛をコーティングする技術や、高価な金の代わりに安価なアルミホイルを電極の接点部分に用いるための方法も考案済み。
なお、このコーティングに圧力を加えると高電圧が発生するわけですが、圧力というのは音以外に動作により生じる振動などでもOKとのことです。

商品化も近いかも・・・!?
そうなったらコンセントにつなげずに外でお喋りしている間にも充電される、ということで期待が大きいですね!



そしてもう一つ、変わった充電の方法を紹介しましょう。

それは、テレビでも取り上げられ、すでに商品化している「発電鍋」!!

産総研発のベンチャー企業 TESニューエナジーが、 料理や湯沸しでUSB充電ができる「世界初の発電鍋」ヒートチャージャー HC-5 を発表しました。
USB + 熱 + 食品といえばペルチェ素子を使った温冷蔵ホルダや力技のUSB焼肉器を連想しますが、HC-5 はUSB給電で温めるのではなく、逆に熱電発電でUSB機器に給電・充電する製品です。

熱電発電とは熱 (温度差) を直接電気に変換する技術で、熱電モジュール両端の温度差から電位差を発生させ発電します。
つまりペルチェ効果の逆にあたるゼーベック効果を応用した技術。
メーカー のTESニューエナジーは2000年に産総研の研究者 舟橋良次 氏が発見した新しい酸化物発電材料を基に、さまざまな要素技術を加えた熱電モジュールを産業化する技術移転ベンチャー企業です。
従来は水冷式の熱発電ボックスや壁面設置ユニットを製品化してきましたが、今回のHC-5はよりダイレクトに分かりやすく、ガスや炭、薪などで鍋を温め水 (お湯)との温度差から電気を取り出します。
肝心の仕様はといえば、システム電圧はUSB の 5V DC、最大出力は2W。
最大出力電流は 400mA、お湯が100度に沸騰しているときは200 〜 250mA。
水からお湯になるときは温度差があるため出力も高く、沸騰してもお湯は100度以上にならないことから蒸発するまでは (一定以上の温度差があるかぎりは) 発電できるという仕組みです。

サバイバル中でもこの鍋を使えば充電も可能!
火と水を使った斬新な充電方法ですね!!

From:http://gigazine.net/news/20140714-sound-charge-phone/
         http://japanese.engadget.com/2011/06/14/usb-hc-5/

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